「ロワゾ・ブルー」宮川綾子オフィシャルブログ

2018.11.16 | カテゴリ:ブログ

蛙、青鷺…

おはようございます。宮川綾子です。
紅葉が美しい季節ですね。
朝晩は冷え込む日が増えてきましたが、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

久しぶりのブログ更新になります。
私は先日、京都の宇治を訪れたのですが、
今日は、その時感じたことなどを綴ってみました。
よろしければ、おつきあいくださいませ。

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京都には何度か訪れていますが、
宇治は今回が初めてでした。

JR宇治駅で下車し、
宇治川に向かおうと宇治橋通商店街を歩いていくと、
子供の頃から日本茶と和菓子が大好きだった私は、
軒を連ねる老舗のお茶屋さんを目にし、
漂うお茶の香りを感じるだけで
心がときめいてきました。

宇治川の煌めく水面や、
さえぎるもののない青空を
宇治橋からしばし眺めていると、
ゆったりとした時間が感じられ、
古から、どれだけの人たちが、
どんな思いを抱いて
この風景を眺めてきたのだろう…
そんなことを思い馳せていると、
なんだか豊かな気持ちになってきました。

そして、この宇治の自然がかなでる音は、
わたしに気づきを与えてくれるのでした。

それはまず、水の音でした。
宇治上神社へは
静かな住宅地の間の道を進んでいくのですが、
どこからか、チョロチョロ…と、
かすかな音が聞こえてくるのです。

足元を見てみると、
それは側溝を流れる水の音なのでした。
流れているのは雨水でしょうが、
その水も、宇治川へと続いている側溝もきれいなんです。

まだ神社の境内には入っていないのに、
すでに境内にいるようなのです。

人々がこの地の自然を
とても大切にされていることが伝わってきて、
凛とした気持ちになりました。

そして神社の境内に入ってみて、
まず私の目をひいたのは、
拝殿の横にある手水舎でした。

それは宇治七名水である桐原水の湧く井戸なのですが、
ほこらのような建物に囲われています。

中の様子は薄暗くてよく見えないのですが、
お水をすくおうとかがんでいると、

ゲコッ?
という音が聞こえてくるのでした。

蛙がいるんですね。

その鳴き声がなかったら
存在に気がつかなかったのですが、
こんなところで蛙に会うなんて、
なんだか神聖な感じがしてきて、
ここの主さんにご挨拶できたみたいで、
嬉しくなってきました。

そうして宇治上神社、宇治神社とお参りし、
次には、趣のある赤い橋、朝霧橋を渡って
平等院鳳凰堂を訪れました。

一万円札の裏面にも描かれている
中堂の屋根の鳳凰を眺めていたときです。

どこからかカーッという鳴き声が聞こえてきました。

何だろうと思ったら、
一羽の青鷺が、すーっと飛んできて、
鳳凰堂の尾廊の屋根の上に止まるのでした。

見る角度によっては、
鳳凰堂の屋根には
三羽の鳥が止まっているように見えるのです。

青鷺は真っ直ぐに立ち、
しばらくじっとしていましたが、
やがてまた一鳴きして、
翼を広げて大空へとはばたいていくのでした。

光輝く鳳凰の像も美しいのですが、
青鷺は、
今、生きていること、
自由であること、
そのすばらしさへの気づきを与えてくれたようでした。

まるで神さまのお使いのよう。
八百万の神さまといいますか、
あらゆるいのちに神さまは宿り、
いつもほんとうのことを教えてくれている、
その声をこころの耳で聴くことを忘れないように…

宇治の地は、私に
そんなことを教えてくださっているように
思えるのでした。

今回は日帰りで、この後、神戸に用事があったので、
ほんのひとときの滞在でしたが、
またゆっくりと来るんだ~とこころに決め、
宇治の地を後にしたのでした。

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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
皆さま、今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ☆

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