「ロワゾ・ブルー」宮川綾子オフィシャルブログ

2018.4.11 | カテゴリ:ブログ

「本当のしあわせのあるところ」

こんばんは。宮川綾子です。
東京では、木々の枝から若葉が顔を出し、
はなみずきやつつじの花が咲いてきました。
新年度を迎えられ、新たな一歩を
踏み出された方も多くいらっしゃるかもしれません。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

私は、自宅カウンセリングルームの名称を
カウンセリング&アロマサロン『ロワゾ・ブルー』といたしまして、
準備を進めております。

なぜ『ロワゾ・ブルー』なのかと言いますと、
M.メーテルリンクが書いたお話『青い鳥』の原題、
『L’Olseau bleu』(ロワゾ・ブルー)からきております。

『青い鳥』は、幼い兄妹のチルチルとミチルが、
幸せの青い鳥を探しに冒険にでかけるお話ですが、
「幸せは、どこか遠くではなく、今、ここにあるんだよ」
というこの物語のテーマは、
我が家の愛鳥、青いセキセイインコのらんらんが
いつも私におしえてくれていることでもあり、
私自身、とても大切に思っていることなのです。
そして、それは、
私がセラピーを通じて皆様にお伝えしていきたいことでもあります。
そこで…当サロンの名前を『ロワゾ・ブルー』といたしました。

『青い鳥』は有名なお話なので、ご存じの方も多いと思いますが、
あらすじはこういうものです。

-*。-*。-*。-*。-*

幼い兄妹のチルチルとミチルは、妖精のおばあさんに
「青い鳥を連れてきてほしい」と頼まれます。
そのおばあさんのむすめさんが病気で、
青い鳥がいれば幸せになれるというのです。

そこでチルチルとミチルは、青い鳥を探しに、
光の精や水の精、パン、犬、猫などをお供に冒険の旅に出て、
「過去の国」「幸せの国」「未来の国」などといったところを訪れます。

そこで彼らは、青い鳥を手にできることもあるのですが、
連れて帰ってくると色が変わってしまったり、死んでしまうのです。

やがて朝になり、彼らは目を覚まします。
冒険の旅は夢の中の出来事だったということなのです。
チルチルは、光や水といった冒険のお供をしてくれた存在や、
お父さん、お母さんがいてくれることがとても嬉しく、幸せな気持ちになります。
そして、部屋の鳥かごの中には青い鳥がいることに気づきます。

青い鳥は、おばあさんのむすめさんの腕に抱かれ、
むすめさんは元気になりますが、
ふとした瞬間にむすめさんの手から放れ、
窓の外へ飛んでいくのでした。

-*。-*。-*。-*。-*

青い鳥はどこへ行ったのでしょう…?
いろいろな想像ができて、それがまたこの物語の楽しいところだと思います。

私は、青い鳥は、青い鳥を必要とする人のところへ
飛んでいったのではないのかな? と思っています。
「幸せ」がどこかへ行ってしまったのではなく、
もう、チルチルは、幸せは「ここ」にあることに気づいたので…。

また、青い鳥が飛んでいくことは、
時は常に流れていて、
同じ状態の時はないことを示しているとも思います。

でもそれは、がっかりすることではないと思うのです。
私たちは誰でも、時にはつらいとき、苦しいときがあります。
でも、すべてのものが時の流れのなかにあります。
そして、私たちのこころには、苦しい状況のなかからも、
希望の光を見いだす力が元々備わっているのだと思うのです。

状況が変わっていくこともありますし、
その希望の光が私たちを支えてくれて、
私たちのこころや身体の状態、
そして人生に変化を起こすことは可能なんだ、ということを、
羽ばたいていく青い鳥は表しているのかもしれない、
そんなふうに思うのです。

同じときは二度とないからこそ、
この一瞬一瞬に幸せを見いだす、感じる、
かけがえのないものとして大切にする、それが、
あなたがあなたを大切にし、
あなたがあなたとして生きていかれることに
つながっていると思うのです。

ここを訪れてくださる方々のこころが
少しでも軽くなったり、楽になったり、ほっとしたり、
前よりも幸せな気持ちを感じられますように、
そして、よりキラキラと輝いて、
豊かなすばらしい人生を歩まれますように…

『ロワゾ・ブルー』にはそんな思いを込めております。

ブログサイトのトップページのヘッダーの、
流れるような線と、光り輝く点は、
流れゆく時と、その中で私たちが皆、
キラキラと輝いていることをイメージしたものです。
これから、さらに準備を進めてまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

  • お問い合わせ お気軽にご質問ください
  • サイモントン療法協会 公式メールマガジン購読申込み

facebook

twitter